今回は転職エージェントを使っての転職活動についてお話ししたいと思います。
皆さんは転職エージェントを利用して、転職活動された事はありますか？
前回は転職サイトの転職活動のお話をさせていただきましたが、転職サイトでの活動と言うのは、基本的には自分1人で転職活動をするものになります。
今回お話しする転職エージェントを使っての転職活動とは、基本的には自分以外にエージェントの方と2人で転職活動をすることになります。
では、実際に転職エージェントを使っての転職活動の流れをお話ししていきます。
まずそもそも転職エージェントとは？
皆さん、転職エージェントと言うものはご存知でしょうか？
ご存知でない方もいらっしゃると思いますので、ご説明させていただきます。
転職エージェントとは、主に企業と転職活動している方とを仲介をしている人のことになります。
人材不足でお悩みの企業と転職を希望している転職活動をされている方の間に入って、双方の支援をすることが目的であり、業務内容となっております。
基本的には人材紹介会社と言う括りで、会社単位または組織単位で活動及び運営していることが多いです。
ですが、転職エージェントによっては個人で活動及び運営している方もいらっしゃいます。
人材紹介会社と言うと、よく聞くのは大手の「リクルート」さんや「JAC」さん、「マイナビ」さん等が上げられます。
では、転職エージェントを利用するにはどうすればいいの？
転職エージェントを利用するには、まず各サービスに登録が必要になります。
各サービスと言うのは、「人材紹介会社のサイトから直接登録」や「スカウトサイト」などが基本的になります。
人材紹介会社への直接登録は、各会社のウェブページに登録のページがあるので、そこから登録すると実際に転職エージェントとお話しする機会をスケジュール調整し、初回面談へとつながります。
スカウトサイトの場合は、転職サイトと同様、ご自身のスキル経験を登録し、その情報をもとに人材紹介会社の転職エージェントからぜひご支援したいご登録者にスカウトメッセージが送られてきます。
そこでご自身が興味のある転職エージェントまたはスカウト内容に返信をすることで、メッセージのやりとりができ、転職エージェントとお話しする機会をスケジュール調整し、初回面談へとつながります。
では、次に初回面談についてお話しさせていただきます。では、次に初回面談についてお話しさせていただきます。
初回面談とは、エージェントと30分から1時間程度面談の場でお話をし、自分のご経験やご希望をお伝えする場であります。
実はこの初回面談というものは、エージェントを利用する転職活動の場合では、1番重要な部分になってきます。
ここの面談内容によって、今後の転職活動の軸や動き方が、エージェント側に伝わるので、今後はそれに沿ったご支援が行われていきます。
ですので、ここで間違った情報を伝えてしまったり、今後のことを考えずにあまりよく考えずに適当に話をしてしまったり、緊張してしまったり、忙しくてぞんざいな対応をしてしまったりして、正確な情報をエージェント側に伝えることができなかったりしてしまうと、それに伴ったご支援になってしまいますので、欲しいサポートが受けられなくなります。
また、エージェント側にこちらの要望をしっかり汲み取って動いてもらうためには、ある程度の関係値を構築していく必要もあります。
エージェントも我々と同じ人間です。
お客様目線で上から話をしてしまったりするよりも、相談をするかのように対等に話をして協力して欲しいんですと言う姿勢が伝わる方が、たとえ少しの無理くらいでも寄り添ってくれる可能性が高くなります。
少しでも自分の転職活動を成功させたいと言う気持ちがあるのであれば、この初回面談はどれだけ忙しくても丁寧に行って行きましょう。
実際の初回面談では、エージェント側から話の中でいくつかのヒアリングをされるので、ご自身のこれまでのご経験や、今後どうしていきたいか、現状の不満等があれば、どういう風に解決ができるかなどを答えてお伝えしていきます。
例えで言うと営業の方の場合は、現状では残業時間が多く、業務内容も飛び込みがメインでノルマが厳しい状況だとします。今回はそういった不満を払拭すべく、転職によって不満を解消を実現したいなと考えている人がいるとします。
その場合は、エージェントの方から、まず最初に今回の転職活動を始められたきっかけのご質問があるかと思います。その後に、現職での営業活動のご経験やご実績等を伺いながら、勤務体系、組織体系、報酬体系(条件面)なども質問としてお話があると思うので、その際に実際の現状の部分をお答えする形でお伝えしていきます。
きっかけの部分は、先の営業手法、残業時間、ノルマの部分で、自分の望んでいるものとは、程遠い現場であることを感じ、少しでも自分の希望に近づきたい。
営業手法の部分で感じた理由は、飛び込み営業のみだと、他の営業スキルが身に付かないためキャリアアップができないと考えている。
残業時間の所では、平日は仕事から帰ると家事をする時間もなく、食事をして寝るだけのような生活なので、ワークライフバランスを整えて、自分の時間を大切にし、リフレッシュをする機会を設けて、メリハリをつけて仕事していきたい。
また、家族との時間も大切にしたい。
ノルマの部分は、営業だと、毎月の波があるのですが、すごくできた月とそうでなかった月があった場合、トータルすると、四半期目標や年間目標を達成していたとしても、その月の月間目標が達成しなければ、評価されないこともあり、よくも悪くも数字の部分しか見ないので、数字以外の部分でも、業務としてはマネジメントは顧客対応もしているので、そこの部分の評価が一切されていないので、全体的に勤務として評価していただける会社の方がキャリアアップができると考えています。
と言うような形で、転職活動を始められたきっかけ、現状、叶えたい希望、なぜその希望を叶えたいかの理由、今後どうなっていきたいかなどを初回面談の場で双方で確認します。(エージェントだけが確認するのではなく、考えをまとめて口に出すことで転職活動をされていらっしゃる面談者も確認する場であります。)
その他には、実際の勤務に際しての具体的な条件面の希望もお聞きされるかと思います。
希望年収や月給、勤務地、残業時間、休日などをお伝えしていただき、その上で伺った内容も踏まえて、エージェントが初めてあなたに合った求人を探してくることができるようになります。
また、転職活動の動機が現職に関することではなく、私生活などのプライベート面の関係により、諸葛をされていらっしゃる場合は、きっかけと現状、どうしていきたいまたはいかなければならないかなどできる限りの本音ベースでお伝えしていただくと良いかと存じます。(配偶者の転勤、子供の受験による遠方への学校の入学、両親の介護など)
具体的な話を双方ですり合わせすることができたら、初回面談は終了となります。
状況によっては話がまとまらなかった場合は、再度面談の場を設けることもあります。
その場合は、初回面談終了時にスケジュール調整することが多いです。
また、今後の流れも初回面談終了時にお話があるので、ご自身の実際のスケジュール確認をしながら、今後の進め方を決めて終わりになります。
なお、履歴書や職務経歴書が作成できていない場合は、その旨をエージェント側にお伝えします。自分で作成できる場合は、いつまでに作成できるかというのをエージェント側にお伝えし、今後の流れのスケジュール調整をします。
自分では不安なので添削してほしい場合に関しては、一旦自分で作成した履歴書と職務経歴書をエージェントに送付し、添削してもらうよう依頼します。
初回面談を終了したら、面談終了後の御礼とともに、エージェント側からメールが送られてくるので、その後はお話ししたスケジュールに沿った流れになります。
基本的には、初回面談後は、面談時に伺った内容をもとに、エージェント側の求人情報を探していく時間になります。
大体1日から2日、早くて当日程度でエージェントが初回面談を基に探してきた求人情報がエージェント側からメールで届きます。
それを自分で実際に見て、興味のあるものは応募依頼をエージェント側に送ります。
書類選考の応募に必要なのは、履歴書と職務経歴書、応募の意向の3つになります。
ですので、応募依頼を送る際に一緒に履歴書と職務経歴書を作成していれば、添付ファイルに応募書類となる履歴書と職務経歴書のデータを送ります。
応募書類と応募の意向をエージェント側にお伝えすれば、その時点で応募が完了となり、エージェント側が書類選考開始します。
これで、企業への選考がスタートいたしますので、本格的に転職活動がスタートするということになります。
転職活動の始め方としては、現在ではこちらの進め方が主流となっているかと思います。
もちろん、初回面談時に「この人とは、あまり自分とは合わないな」と思われたり「この人にお願いしたくないな」と思われた場合は、無理にそのエージェントとお付き合いし続ける必要はございません。
初回面談をしたからといって、必ずしもそのエージェントに、転職活動をサポートしてもらわなければいけないと言うわけではございません。
ですので、もしそうなった場合は、他のエージェントに初回面談を依頼してみたり、しばらくはご自身でエージェントを使わない転職活動をされてみたりすることをお勧めいたします。
とはいえ、転職エージェントと言うサービスは、魅力的なサービスに違いありませんので、転職活動に不慣れな方や転職活動をしていく上で、少しでも不安がある方に関しましては、ぜひ積極的にこの転職エージェントサービスの利用をお勧めいたします。
以下、お勧めの転職エージェントのリンクを載せておくので、ぜひいちどご覧いただき、ご興味があるエージェントに関しては登録及び初回面談を行ってみてもいいかもしれません。
